転職活動で履歴書と並んで必要になるのが職務経歴書だ。「何を書けばいいかわからない」「ブランクがある場合どう書くか」という疑問を持つ人は多い。この記事では職務経歴書の基本構成から、ブランクありの場合の書き方まで解説する。
職務経歴書と履歴書の違い
履歴書は学歴・職歴・資格などの「事実」を時系列で記載するフォーマットだ。一方、職務経歴書は「どんな仕事をしてきたか・どんな成果を出したか」を自由形式でアピールする書類だ。
- 履歴書:フォーマット固定・事実の記載
- 職務経歴書:自由形式・実績や強みをアピール
職務経歴書には決まったフォーマットがないため、自分の経験が伝わるよう工夫して作る必要がある。
職務経歴書の基本構成
① 職務要約(3〜5行)
冒頭に全体のキャリアを要約して書く。採用担当者が最初に読む部分なので、強みと経験年数を簡潔にまとめよう。
例:
> 販売・接客を5年、その後Webマーケティング担当として3年のキャリアを持ちます。SNS運用やコンテンツ制作を通じて月間PV数を2倍に伸ばした実績があります。現在は〇〇の分野でさらに専門性を高めたく、転職を決意しました。
② 職務経歴(各社ごとに記載)
会社名・在籍期間・業務内容・実績を記載する。
記載項目:
- 会社名・業種・従業員数
- 在籍期間(〇〇年〇月〜〇〇年〇月)
- 担当業務(箇条書きで)
- 具体的な実績・数字
ポイント:数字で実績を示す
「売上アップに貢献した」より「担当エリアの売上を前年比120%に伸ばした」のほうが伝わる。数字がない場合は「チーム5名をまとめたプロジェクトリーダーとして」など規模感を入れる。
③ 活かせるスキル・資格
PCスキル・語学・資格などをまとめて記載する。
④ 自己PR(3〜5行)
応募先に合わせて強みを1〜2つ絞り、エピソードと結果を添えて書く。
ブランクがある場合の書き方
ブランク期間の記載方法
職務経歴書にはブランク期間を明記する必要はないが、空白が生じる場合は一言添えると誠実な印象を与えられる。
記載例:
2020年3月 〇〇株式会社 退職
2020年4月〜2022年3月 育児専念(育児休業取得後、子育てに専念)
2022年4月 転職活動開始ブランク中に行ったことも書く
資格取得・スキルアップ・ボランティアなど、ブランク中に行ったことがあれば積極的に記載しよう。
記載例:
> ブランク期間中、MOSスペシャリスト(Word・Excel)を取得。また在宅でのWebライティング業務(クラウドワークス経由)で月10〜15本の記事を執筆し、Webコンテンツ制作の基礎を習得。
職務経歴書テンプレート
【職務要約】
〇〇業界で〇年間、〇〇業務を中心に携わってきました。
特に〇〇の分野では〇〇の実績があります。
【職務経歴】
■ 株式会社〇〇(業種:〇〇 / 従業員数:〇〇名)
在籍期間:20XX年X月 〜 20XX年X月(X年Xか月)
雇用形態:正社員
担当業務:
・〇〇業務(〇〇人チームのリーダーとして従事)
・〇〇の企画・運営(年〇回、参加者〇〇名規模)
実績:
・〇〇を〇〇%改善
・〇〇プロジェクトを期限内に完遂
(ブランクがある場合)
■ 20XX年X月〜20XX年X月 育児専念
・この期間に〇〇資格を取得
【スキル・資格】
・普通自動車第一種運転免許(20XX年取得)
・MOS Word / Excel スペシャリスト(20XX年取得)
・PC:Word / Excel / PowerPoint(中級)
【自己PR】
〇〇を強みとしており、前職では〇〇の場面で〇〇を実現しました。
御社でも〇〇に貢献できると考えています。よくある失敗と改善ポイント
失敗①:業務内容が曖昧
→ 「営業業務を担当」ではなく「法人向け新規開拓営業(月20〜30社訪問)」と具体的に書く
失敗②:実績が抽象的
→ 「成果を上げた」ではなく数字や具体的なエピソードを入れる
失敗③:長すぎる
→ 職歴が多くても2〜3枚以内にまとめる。経験が浅い場合は1〜2枚で十分
まとめ
- 職務経歴書は「何をやったか」より「どんな成果を出したか」を伝える書類
- ブランク期間は無理に隠さず、理由と取り組みをシンプルに添える
- 数字・規模感・エピソードを入れると説得力が増す
- 応募先ごとに職務要約と自己PRをカスタマイズするのが効果的
転職エージェントを利用すれば、キャリアアドバイザーに無料で添削してもらえる。一人で悩む前に相談してみよう。

